のちにイリーナ・バートリスの名は国中に知れ渡る。 学会を総なめにした論文の天才として。 数々の薬を生み出し、魔法史に革命をもたらす魔女として。 ローズウェルの王子アレンの愛する人として。 そして、魔法学園の校長としてその名を広く知られることとなった。 また、彼女は精霊の愛し子として人と精霊の仲を取り持った。しかし本人は愛し子であることを不満そうに語るのだ。