【電子書籍化】悪役令嬢は破滅回避のため幼女になります!

 翌朝、タバサによって起こされたイリーナはベッドサイドの机を見て悲鳴を上げた。

「な、なっ! なんで! 私、確かにしまったはずなのに!」

 あの箱が机の上に出ていたのだ。

「タバサ、貴女も見たでしょう!? 私、確かにしまったわよね!?」

「はい。この目で見ておりました」

 怖ろしくなったイリーナは、今度はそれを衣装部屋のアクセサリー箱に隠した。

「もう出てきませんように!」

 ぱんぱんと顔の前で手を打ち合わせて願いを込める。

「本日はみなさまご在宅ですが、どうされますか?」

「決まっているわ。私はここで大人しくしている」

「かしこまりました」

 タバサは少し残念そうにしていたが、主の命に従ってくれた。
 そして翌日、またしてもイリーナは悲鳴とともに目覚めた。