「本当のこと教えてください」



叔父「、、、」



「本当は全部私の為なんでしょう？
危ない状況で過去に飛ばしたのはわかります。
でもその後はほとんど違いますよね？」



叔父「、、、お前を生き返らせたかった。
私が殺してしまったから。
お前はいつからか理性的で合理的な思考になっていた。
そこには心からの笑顔も喜びも感じ取れなかった。
お前の両親、私の兄達が死んでお前を引き取りこの会社は私が兄から引き継いだ。
大好きな兄さんたちが残した子だ。
私は次の後継者をお前に譲ると決めていた。
お前には私しか身寄りがいなかったから私がいなくなっても生きていけるように早く1人前に育てなければならなかった。
その為にお前に帝王学、経済様々な英才教育を受けさせた。
だがそうさせることによってあんなによく笑っていたお前はいつしか笑わなくなり泣くこともしない。友達と遊ばず我儘も言わなくなった。
私がお前を追い詰めて生きる喜びを奪ってしまったんだ。」



「違う！違うよ。
確かに私は感情をなくした。
けどそれは両親が殺されたってことを知ってしまったから。
ショックだった。
両親が守ってくれたこの命を簡単に奪わせてたまるかってそう捨て身で勉強してきただけ。
ただ少し、ほんの少し寂しかっただけだ。
叔父さんは私を優しくすることもなく甘えさせてもくれなかったから。
でも今ならわかる。
心配してくれてたんだよね？」



叔父「変わったなぁ、、、。
いや、強くなったな。
流石私の子だ。
もう少しで高校を卒業するが、短い期間だけでも学生なんだから思いっきり遊びなさい」



そう言って頭を優しく撫でられた



叔父「今日はもう寝なさい。
また明日以降ご飯の時にでも話そう」



「うん、叔父さん。



私を新撰組の皆と会わせてくれてありがとう」



そう言い残し私は部屋を出た