次の日私と土方さんは山林へ向かった



今は京の街を歩いていた



土方「しかし、昨日はどうしたんだ?
最近外に出るのを渋っていたが急に明日行きたいだなんて」



「そうですか?
ずっと早く行きたいなって思っていましたよ」



土方「昨日スマホで何か聞いていなかったか?
それと関係があるのか?」



「、、、そうです。
昨日着信、、、うーんと、声の手紙が届いていたんです。
それでダメ元で行ってやろうかと思いまして」



土方「そうか、内容はなんだったんだ?
しかも少し怒っているようだし」



「怒っている、そうですね。
電話の声を聞いて少し機嫌が悪いかもしれないです」



土方「お前が平常心を崩すほどとは意外だな。
誰なんだ?」



「、、、私の、保護者です」



土方「お前の自分のことを話すなんて、珍しいな。
保護者というのは家族か?」



「ええ、親です」



土方「親から文が届いたのに何故怒るんだ?
嬉しくないのか?」



「そうですね、そんな嬉しくはないです。
色々あるんですよ、私にも」



土方「そうか、俺は生まれる前に父親を亡くして母親も俺が小さい時に死んだ。
親がいるというのは嬉しいものだとは思っていたが。
まあ、みんながみんな家族円満なところもないか」



「そんなところです」