『そうだったんですね。すぐでしたらまっときますよ?
ねえ?奏さん』
そういって彼女は藍沢さんの体にもっとくっついている。まるで私にみせるように。これはわざとだろうな
『まぁ・・でもお義父さんを待たせているから先にいかしてもらおう』
『そうね。それでも』
『お疲れ様でした』
頭を下げてあげるとそこにはあの2人の姿はなかった。よかった。佐野がいてくれて。私1人だったきっとあのまま乗っていたか、その場で放心状態だったろう
『ありがとう佐野』
『いいのよ。別に。それよりも噂通りの人ね桜さん』
『あぁ。可愛い人っていう?確かに目すごくくりくりね』
『違うわよ。嫉妬がすごく見えていてたのよ』
そっちか。私はてっきり容姿のことについてだとおもった。
『そっちね』
『あんたこそあれだけされてよくそっちと思ったわね』
『今思考回路停止しているから』
『なにが思考回路停止って?てか2人ももう帰ったのか思っていたけど?』
