『・・・ちょっと明日まだ仕事よ』
『えっ知ってるけど』
ならいいが。。。それでもこの量はいつもの佐野でも少し多い気がする。
それに突然にお泊りなんてなにかったか、なにか聞いてほしいかだ
『・・・で?話あるの?』
『実はさ・・・
彼氏いるじゃん??なんか。うん』
だんだん持っていたワインのグラスが下がってくる。そして佐野の顔も下がっていく
『結婚の話したの。別に深い意味なんてなかった。
ただ東堂が・・・同僚が今度結婚式いくんだっていったら
焦らせてんの??って。何も考えてないとかおもっているの??
もしかしてそういうのわざと?俺無理だわって』
『・・・くずだ』
『うん。でもどうしてそこまで言われてもまだ好きな自分がいるんだよね
だからごめんねって。
それでもちょっと距離置きたいって』
それがまさに昨日の話だったようだ。確かに佐野は昨日早く帰った
多分彼氏とでもあうのだろうと思ったが
『どうしたいの佐野は?』
ここではやっぱり佐野の気持ちだ大切だ
『私だって結婚はしたいよ?したいけどさ
今すぐってわけじゃない。それでも彼とは2年も付き合ったからまさかそういう風に言われるとはおもわなかった。
それ聞いてやっぱり彼の中で私の存在はそんなものだったのかなぁ?って』
それもそうだ。女はやっぱりこの歳で付き合っていたら結婚を意識をする。
女にもタイムリミットというものはある。
それでも佐野は相手が好きだという
このことだけでも彼にわかってしいものだ
『結婚ね』
