主任は先に出されたコーヒーを飲むとおいしそうにのんでいた。やっぱりこの人も好きなんだよな
『そういえばよかったのか結婚式』
『はい。参列の私でも人に化粧されたら気持ちが違ったので、本人はもっと違うんだろうなって
おもったんですよ。主役が最後飾るんだなって』
『飾る?』
『はいっどんなに素敵な教会も、なにかたりないんですよ。
それは花嫁と花婿だなって
それで本当に素敵な教会になるなって思います』
『そうだな。お前がそれを感じれて良かったよ』
『はい。そんなものを私も皆でつくりたいです』
『大丈夫だよ
今のお前ならできるからさ』
なんでだろうか。主任にそういう風にいわれるとうれしい。今までのちいさなこともみてくれてんだって
『あの。』
『なんだ』
『先日はありがとうございます
主任と瀬川さんがいてくれなかったら私仕事さえもこれなかったのかもしれません』
