『お前に本当になにもなくてよかったよ』

『え?』

主任の言葉が小さくてしっかりと聞き取れなかった。主任は立ち上がって私の手を引いた

『・・・明日無理するなよ』

『大丈夫です

仕事しますよ?』


『そうか。明日から忙しいからな』

『はい』

『あと・・・・ドレスにあっている』

『えっ!?』

その言葉に驚いて進むことを忘れてしまった。主任は関係なく先にいってしまう。あの主任がそんなこというなんて

『嘘だ』

『早く来い』

『あっはいっ』


かけよって瀬川さんが用意してくれたタクシーに乗った。走る前にもう一度2人にお礼をいった