主任の言葉がゆっくりと私の心に落ちていく
子どもをあやすように優しく背中をさすってくれた
『・・・もう大丈夫だな』
『はい。ありがとうございます』
主任から離れると今までとはちがって優しい感じで私を見ていた。この人こんな顔もするんだ
『東堂もてる?』
戻ってきた瀬川さんは暖かい飲み物をかってくれていた
『ありがとうございます』
『ゆっくりとのみなよ』
『はい』
一口いれると一気に体があたたまった。安心する。まるでさっきまでの恐怖感がなかったようだ
『2人とも色々と助かりました。いなかったら私今頃どうなっていたか』
『驚いたよ。東堂が襲われていたから』
『何と言いますか・・・おそわれていたんですかね?』
『え?馬鹿なのかな?あれはあれで犯罪だよ?』
やっぱり瀬川さんこわいです
