『東堂』
『はい?』
やっと口を開いた主任を見ようとすると主任は私を抱き寄せてくれていた。
『えっ?』
『俺はお前のことを知らなかった。あいつの罠にまんまとはまっていたんだ。
それでも退職願いを、持っているお前をどうしても俺は気になったんだ
俺は今あの時の俺に感謝している
今おまえと仕事出来ているのはとてもうれしいし、成長だって感じれている。頼りになる右手だと思っている
だからあんなやつのためにお前がこんなおもいしなくてもいい
なにかあったら俺に頼ってこい
いいか?俺や瀬川、佐野相良だっているんだ
お前はもう1人ではないんだよ
それに・・・結婚の意味なんてないというな
それはこれからお前がしつかりとみていけばいい。
お前のさっきまでみていたものは偽物なんかじゃない
ではければ、感動なんてしないだろ?』
