会社に着くと、皆は騒いでいる。
ざわつく空気感の中とりあえず、自分の席に着いた。
「皆おはよう!揃ったか」と社長は言うと、
1つ間を置いて話始めた。
「…数日前、とある社員から石川さんからパワハラを受けていると報告があった。音源やメモもあり、その方はストレスで睡眠障害になったと、診断書を持ってきた。そこで皆にも、実態を聞こうと思ってな、彼女には今月いっぱい、有給で休んで貰うことにした。しっかり話し合った上で、私のところに報告に来てください!」と社長は言うと、去っていった。
「はぁ?あり得ない!誰よ?そんなの言い出したの」と1人が言った。
「…とりあえず、話し合いましょ!会議室で会議よ!」と別の人が言い出し、急きょ始まった会議。
皆が口々に話する。
そこで俺は先輩の魅力を更に知ることになった。
誰もパワハラなんて受けていなかった。
どころか、皆、フォローをたくさんして貰っていた。
俺を含めて、ミスのフォローはもちろんのことだけど、子供の具合が悪くなって、早退した主婦の分を自ら進んで残業してまで片付けてくれたこと、合コン間に合わない後輩のために、代わりに手伝ってくれたことなど…
誰も被害を受けていなかった。
もちろん、俺だって。先輩にたくさん救われたし、励まされてきた。
けど、皆の話が嬉しくて、俺は黙って皆の話を聞いていた。
頷きながら。そしたら話は俺に振られた。
「ねえ!山田くんはどう思ってるの?最近可愛がって貰ってたでしょ?」と。
なので、俺は笑顔で話す。
「…確かに…いつ辞めるの?とか新人の方がまだ使えるとか、貴方1人くらい居なくても回るとか、しょっちゅう言われてます。俺、要領悪いし、ミスも多かったから。けど、それは俺のことを思って言ってくれるの俺、分かってるんで。実は、俺、少しお恥ずかしいんですが、石川さんと交際させて貰ってて、不器用な先輩の愛情表現だと思ってました。それに、先輩には夢があって、一緒にcafeしたい!って言ってくれてるんですよね!だから叶えてあげたくて。先輩は自分はいい歳だから結婚焦ってるってよく言ってて、けど俺はまだ入って数年の若造だから…って気にしてくれてて…で、いつになったら私の夢叶えてくれるの?ってずっと言われてて…その流れでの、いつ辞めるの?なので、俺はパワハラになんて感じたこと一切無いです!」
と俺はハッキリ言いきった。
そうすると、「なるほどね~、だから否定もせずに辞めろって言われて受け入れたの?多分、不当解雇になるから、訴え起せば確実に勝てるのに?」と1人が言う。
「…だからなのね!最近2人ともお昼デスクにいるのは…2人の時間楽しんでたのね!石川さんのお弁当も作ってたんでしょ?あの人、食べてるところほとんど見たこと無かったのに…」ともう1人の人が言う。
そんなことを言っていると新山さんの顔がどんどん真っ青になっていったので、俺は確信した。
けど、あえて何も言わなかった。
自白して貰うために。
けど、先輩方がスゴい圧を掛け始めた。
そして、ついに、新山さんは自白し始めた。
その内容は気づかないウチに先輩に録音されていたらしい。
そして新山さんは話終えると泣き出してしまう。
皆は冷たい目で見てるけど、俺は一応慰める。
そしたら、「ほっときな。自分でまいた種よ」と先輩が厳しく一括し、会議は終了した。
ざわつく空気感の中とりあえず、自分の席に着いた。
「皆おはよう!揃ったか」と社長は言うと、
1つ間を置いて話始めた。
「…数日前、とある社員から石川さんからパワハラを受けていると報告があった。音源やメモもあり、その方はストレスで睡眠障害になったと、診断書を持ってきた。そこで皆にも、実態を聞こうと思ってな、彼女には今月いっぱい、有給で休んで貰うことにした。しっかり話し合った上で、私のところに報告に来てください!」と社長は言うと、去っていった。
「はぁ?あり得ない!誰よ?そんなの言い出したの」と1人が言った。
「…とりあえず、話し合いましょ!会議室で会議よ!」と別の人が言い出し、急きょ始まった会議。
皆が口々に話する。
そこで俺は先輩の魅力を更に知ることになった。
誰もパワハラなんて受けていなかった。
どころか、皆、フォローをたくさんして貰っていた。
俺を含めて、ミスのフォローはもちろんのことだけど、子供の具合が悪くなって、早退した主婦の分を自ら進んで残業してまで片付けてくれたこと、合コン間に合わない後輩のために、代わりに手伝ってくれたことなど…
誰も被害を受けていなかった。
もちろん、俺だって。先輩にたくさん救われたし、励まされてきた。
けど、皆の話が嬉しくて、俺は黙って皆の話を聞いていた。
頷きながら。そしたら話は俺に振られた。
「ねえ!山田くんはどう思ってるの?最近可愛がって貰ってたでしょ?」と。
なので、俺は笑顔で話す。
「…確かに…いつ辞めるの?とか新人の方がまだ使えるとか、貴方1人くらい居なくても回るとか、しょっちゅう言われてます。俺、要領悪いし、ミスも多かったから。けど、それは俺のことを思って言ってくれるの俺、分かってるんで。実は、俺、少しお恥ずかしいんですが、石川さんと交際させて貰ってて、不器用な先輩の愛情表現だと思ってました。それに、先輩には夢があって、一緒にcafeしたい!って言ってくれてるんですよね!だから叶えてあげたくて。先輩は自分はいい歳だから結婚焦ってるってよく言ってて、けど俺はまだ入って数年の若造だから…って気にしてくれてて…で、いつになったら私の夢叶えてくれるの?ってずっと言われてて…その流れでの、いつ辞めるの?なので、俺はパワハラになんて感じたこと一切無いです!」
と俺はハッキリ言いきった。
そうすると、「なるほどね~、だから否定もせずに辞めろって言われて受け入れたの?多分、不当解雇になるから、訴え起せば確実に勝てるのに?」と1人が言う。
「…だからなのね!最近2人ともお昼デスクにいるのは…2人の時間楽しんでたのね!石川さんのお弁当も作ってたんでしょ?あの人、食べてるところほとんど見たこと無かったのに…」ともう1人の人が言う。
そんなことを言っていると新山さんの顔がどんどん真っ青になっていったので、俺は確信した。
けど、あえて何も言わなかった。
自白して貰うために。
けど、先輩方がスゴい圧を掛け始めた。
そして、ついに、新山さんは自白し始めた。
その内容は気づかないウチに先輩に録音されていたらしい。
そして新山さんは話終えると泣き出してしまう。
皆は冷たい目で見てるけど、俺は一応慰める。
そしたら、「ほっときな。自分でまいた種よ」と先輩が厳しく一括し、会議は終了した。



