「まぁでも、春香大丈夫?」

「え?」

「一人暮らしって、一人怖いんじゃなかった?」


あ、そっか。

一人でいるのが恐いこと、伊織に話してたんだっけ。


「うーん、怖いけど…仕方ないじゃん?」


どうこう言ったって、もうどうしようもないし。

諦めるしかないんだよね。


「そっか。まぁ、何かあったら言いなよ?できることは助けるし」

「ありがとう」


伊織って優しいんだよね~!

いつも私の心配してくれるし、面倒見もいいよね。


「どうしても恐かったら、いつでもウチ来ていいからね。お母さんにもお願いするから」

「うん、ほんとありがとう!兎に角頑張ってみるよ」


伊織の気持ちはすっごく嬉しい!

でも、最初から頼ってたらダメだと思うし

まずは一人で頑張ってみることにした。


私は、一人じゃない!って信じて。