元々、私と付き合い始めたのだって、復讐が目的だった訳だし。


「さっきから、思う、思うって、それってつまり、全部まひるの想像ってことでしょ?」


「そうだけど……」


軽く口を尖らせながら、パフェを口に運ぶ。


この間とは逆に、今日は私がチョコレートパフェ、千紗がイチゴパフェを食べている。


心配をかけたお詫びを兼ねて、この間千紗に連れられて来たこの喫茶店で、今日は私が(おご)るつもりで千紗を誘った。


「良しっ、ここは千紗様が一肌脱いで、その先輩に直接訊いてきてあげる!」


だけど、千紗の張り切り具合を見たら、少しだけ早まったかもしれないと思えてきた。


「千紗……様、一体、な、何を?」