「そっかぁ……。まひる、彼氏と別れちゃったんだ……」 今まであったことを掻い摘んで話した私に、千紗の方が悲しそうな顔をした。 お父さんやお母さんのことは、深月先輩やセイ兄のお蔭で大分すっきりして、なんとか心の整理が出来た気がする。 だから、あえて千紗に話す必要はないと思った。 心配してくれた千紗に私が話せたのは、深月先輩との恋が終わったことだけ。 「でもさ、まひるはまだ好きなんでしょ?」 「え?」 「顔に書いてあるよ」 千紗が私の顔を見ながら、うっすらと笑みを浮かべた。