「ちょっと、まひるっ!ちゃんと聞いてる?」
私の親友でもある千紗が、喋っていた話を途中で止めて、私のすぐ目の前で勢いよくブンブンッと手を振り翳した。
そんなことをしなくても、さっきからちゃんと聞いてるのに。
幸せオーラを垂れ流しの千紗に、窓から差し込む日差しが相まって、キラキラ度数が半端ない。
千紗を見ていたら、心だけじゃなくて目もやられそうで、軽く目を細めた。
「ちゃんと聞いてたってば。彼氏が出来たんでしょ?オメデトウ」
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