夢と奇跡をもう一度

そうしているうち、母さんから退院日を知らされた。今から1週間後だった。久しぶりに会うクラスメイトはどんな反応をするだろうか。怪訝そうに目をほそめて僕を見るか、それとも喜んで寄ってきてくれるか。
後者がいい。僕のような転校生でも受け入れてくれるのかという、ある意味検証でもあるだろう。
僕の目線は外を向く。憎たらしい空は鼠色の雲で覆われていた。今日はお休みか。という事を頭の中でめぐらせながら何となくスケッチブックを手に取る。
いつの間にか、そんな事を考えるようになっていた。病んでいるのか?いや、そんなことは無い。ただ空と会話というか一方的に話しかけているとでも解釈しておけばいいのか。
まぁいいや。その一言で片付けた。