夢と奇跡をもう一度

次の日。また、同じ人が病室に来た。申し訳なかったけれど、怪しい人かもしれないと思ってしまった、制服なのに。
今度は名前を名乗って行ってしまった。
陽川伊代。何か、大切な事を忘れている気がした。
すっきりしなかった。でも名前を名乗ってくれたおかげで『怪しい人』という彼女へのレッテルは剥がれたと思う。
僕は、僕が覚えていない所で誰かに必要とされていたのか。ふとそんな事を思った。