私と六都はレストランで食事をした。
「支払いは俺がするから、深乃はいいよ俺が連れて来たんだから」
と言って、支払ってくれた。

六都は1つ下で同じ高校生なはずなのに、すごい大人な雰囲気。なんか私、追い抜かれた気分。私は思わず、六都の頭を撫でた。

六都はどこかエラくなったのか顔を赤面し、息を荒くし外に出た。

「深乃…今は俺のことまだ年下にしか見ないけど、絶対俺、深乃を振り向かせるから」

と強くギュッとハグされた。

「本当は今にも襲いたい。でも、まだダメだね」

と惜しむように耳元で囁かれた。私の胸はドクドクと激しい鼓動がした。