「深乃ちゃん!待ってよ」

「早く早く〜!」

私はキレイな桜の木に向かって一目散に走る。そして、私を追いかける男の子。

私は胸をワクワクさせていた。だって今日は待ちに待った花見祭りなんですもの。もう、私の心はお姫様のような気分。
私は桜の木の下に胸に手を当てて目をキラキラに桜を見た。

「フゥー…やっと俺深乃ちゃんに追いついた。はぁはぁ…」

と息を荒らげ男の子が来た。この子は両親の友達の息子くん。私はこの子と遊んでるんです。…いや、遊んであげてる?
だって私がお姉ちゃんだから。