王女ちゃんの執事4『ほ・eye』王女さんの、ひとみ。

「王女さまは、まだその……、そういうオトナの事情は……」
 は?
 まだ?
 脳内で湧き上がる疑問と結論。
 ぷはぁっ、と町田の手を外して空中に放電100万ボルト。

「ガキかっっ!」

「――――――言ってませんでし…たっけ」




 その夜の町田は、怒って、笑って、泣いて。
 目を腫らすほど泣いて泣き疲れたらしい虎と、2匹の猫のように丸まって眠った。

 おれは町田の新たな才能に、何度もぶり返す思い出し笑いを止められないまま、結局夜明けまで起きていた。

 おまえは寝たかい?
 黒髪おかっぱ。
 くりくりおめめ。
 小さな赤い唇の…
 かわいいかわいい王女ちゃん。

  END


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こういう連作短編は、ネタさえあれば何本でも書けるので、1作くらい手札として持っておきたいと思ってプロットを切りました。
ただ、主人公が同じ話は何本書いても、モノカキとして成長できない気がするので、悩ましいところです。
うわ、真面目。(笑)

読了ありがとうございました。