結果は、李世先輩の辛勝だった。 三年生の人が飛び越えられなかった高さを李世先輩がクリアすると、わあっと競技場がわく。 その次の高さは飛び越えられなかったけど、会場中を拍手が包んだ。 でも、李世先輩の表情は、やっぱりどこか晴れないままだった。