危険と隣り合わせの恋

「えっと…」


私はポンポンと頭の中に好きなところが浮かんでくるが恥ずかしくて考えるふりをしていた


「何かないの?」


子犬のような潤んだ瞳で見つめてくるなんてズルすぎませんか?


「えっと…
……………」


「ん?なんだって?声が小さくて聞こえないよ?」


私は顔を赤くさせて恥ずかしさのあまり勢いに任せた


「かっこいいところとか、優しいところとか、とにかく全部好きです…」


すべて言い終わってから恐る恐る奏汰の顔を見ると顔を赤くさせてそれを手で隠してるかわいい姿があった


私はそれを見てまた好きになっていたのであった


「なんで顔赤いの?」


私はいじるして理由を聞いてみた


「えっと…
さっき結構悩んでたから好きなところないのかと思ってたけど、全部好きとかずるいでしょ
それに、直接言われると嬉しいけど恥ずかしいのほうが勝った」


そんなことを言いながらまた顔が赤くなって恥ずかしくなったのか私から顔を逸らした


私も釣られて顔が熱くなるのがわかった


恥ずかしさのあまり気まずくなってしまった
今度は私から話題を…