危険と隣り合わせの恋

「実は…」


昨日あった勇斗のことを話した


「マジか?結構怪しまれてるじゃん
これからどうするん?」


「どうするかはわからないけど、絶対に奏汰のことは巻き込まないから」

「わかった!
つばさにできることがあったら何でもやるからね」


「ありがとう」


天羽がいれば怖いもんなしだ
さすが1番の親友!



その日のいつもより時間が過ぎていく
帰る時間が近づくほど緊張してくる


勇斗が機嫌が悪くなると何をしでかすかわからないから怖いのだ


よく機嫌が悪くはなるがいつもは1日とかだけど、今回は長期になると思われる


今までで1番機嫌が悪くてずっとピリピリした様子だった


今回は私が耐えられるかわからない
だから、もうどうなってもいいと決心はしていた
けれど、さすがに怖くて手足が震えそうになる


そのことばかり考えていたせいか、あっという間に帰る時間となってしまった


そういえば、今日授業中に手紙が回ってきた覚えがない


「今日は手紙回した?」