危険と隣り合わせの恋

『奏汰、話がある…』


『なに?』


ちょうど奏汰の方も終わったのかLINEが返ってくる


『私たち別れよ?』


『え?なんで?どうして?』


想像していたとおりの反応だった


この間もたくさん天羽から通知が来ていたけど無視した


『もう限界』


『なんで?俺何かした?』


『何もしてないよ
ただ単に私が限界なの』


スマホを持っている手は震えていて、画面も涙のせいで歪んで見える


『じゃあ何で?』


『奏汰は花菜ちゃんと居たほうが楽しいんでしょ?
私といるより楽しそうに話してるし、花菜ちゃんの方が奏汰とお似合いだよ』


私はもう爆発してしまい、奏汰にすべてぶちまけてしまった


『俺は音羽と一緒のほうが楽しいよ
花菜とは同中だから仲はいいけど好きなのは音羽だけ
俺は音羽が必要なんだ
だから、別れるなんて言わないで』