危険と隣り合わせの恋

「あ!もうすぐ大会だ」


虎太が呟いた


ある日の昼休み空き教室でお昼を食べている時だった
最近は4人で食べるのが当たり前になってきた


「そういえばそうだね」


奏汰が思い出したかのようにハッとする


「もうそんな時期か〜
大会嫌だなぁ」


私たちがそんな話をしていると他部活の天羽はポカーンとしている


「あのね、来週末に大会あるんだよ」


私は天羽に説明を加えた


その説明を聞いた天羽はふむふむと首を縦に振って頷いた


「今回は結構なメンツが集まってるみたいだよ」


先生と仲良いい虎太はたまにいい情報を仕入れてきてくれる


「どんな感じの人?
今回は通過するのキツイ?」


「私やばいじゃん
今回いろいろやばいよ」


「まぁ、音羽なら大丈夫でしょ」