私の家には10年前から勇斗というママの元カレが家に住みついてること
その人は私に対してとても厳しくて、スマホの中をチェックされたりGPSがつけられてて自分の居場所を監視されていること
その人の許可がないと遊びにもいけないこと
彼氏がいると知ったら何されるかわからないこと
様々なことを詳しく話した


天羽もちゃんと説明が足りないところとか、最後にしっかりまとめて奏汰に説明してくれた


ようやく話し終わると…


「そうだったんだ…
大変だったね、気づいてあげられなくてごめんね」


別に奏汰が悪いわけでもないのに謝ってくれた
奏汰は優しすぎるよ
だから、どんどん好きになってしまう


予想はしていたけど暗く重い空気が流れてしまった


「まぁとゆうことだから2人でデートに行くのは難しいってこと
じゃあ、今から作戦会議しよっか？」


暗い沈黙の中天羽が話し始めてくれたのはいいのだけど、作戦会議しよってなに？
何の作戦会議？


「作戦会議？」


同じことを思っていたのか奏汰が天羽に問いかけた


「そう、作戦会議！
どうやって、勇斗にバレずに付き合っていくのか」


天羽はニコニコしながら話を勧めていく


残り少ない休み時間でとりあえず二人のルールを決めた



決めたルールとは
・放課後や休日は音羽からLINEがくるまで送らない
もしかしたら、勇斗に見られてしまうかもだから
・自分たちのためにも周りの人には付き合ってることを秘密にすること
・記念日を大切にすること
一緒にいられないぶん記念日は何よりも大切にしたいという音羽の考え


次はこれからどうやって対応してくかって話をするらしいけど
それは時間がなくて次の日へと持ち越しになった