てへって感じで天羽は言う


「どうしたらいいと思う?」


「まだ家のこと言えてないんだっけ?」


「うん…」


首を縦に振りながら答える


「じゃあ、いい機会だし家のこと説明したら?」


「家のこと言っても嫌われないかな?」


私は家のことを言うのが怖かった、他の家とは違って異常なところがたくさんあったから嫌われてしまわないかと怖くて伝えるのを先延ばしにしてた


「大丈夫!つっきーのことだからちゃんと受け止めてくれるはず
それに、遅かれ早かれいつかは伝えなくちゃいけないんだし
天羽が補助するから話してみな?」


天羽に背中を押されて奏汰に伝えることを決心した


教室に戻って席に座り、真剣な顔で奏汰の方を向く


「あのね、奏汰に伝えなくちゃいけないことがあるんだ…」


そう話を切り出した
奏汰も真剣な表情で話に耳を傾けてくれた


その隣では、黙々とお弁当を食べる天羽がいた
私が真剣な話をするというのにマイペースお弁当を食べている天羽を見て本当に補助してくれるのかと不安になるが話始めた


「あのね…
私の家のことなんだけど…」