「今度デート行かない？」


奏汰がデートに誘って来てくれた


内心めちゃくちゃ嬉しい
飛び跳ねて喜びたいぐらい


けど、私には秘密があった
そのせいでそのデートに行くことはできないだろう


断ろうにもどうしたら良いかわからなくて話が盛り上がってる天羽を引っ張り連れ出した


「なんかあったん？
廊下まで連れ出すなんて何なあったんでしょ？」


私は何と話し出せばいいかわからなくて黙り込んでしまった


「ゆっくりでいいから話して？」


「うん」


私は少しずつ話し始めた


「あ、あのね…
奏汰からデート誘われたんだけど、勇斗がいる限り二人で出かけることができないから何て断ればいいかな？」


「デート誘われたの？！
なかなかやるじゃん、つっきーも」


「天羽！声でかいってば」


私は慌てて天羽の口元を抑える


「ごめん、ついつい嬉しいのと驚きで声が」