危険と隣り合わせの恋

何回か勇気を出してLINEで『会いたい』とか送ってみたりもしてみたけど、送ってから恥ずかしくなり送信取り消したりしてなかったことにしてた


「けど、わがままって嫌じゃない?」


「え?なんでそう思うの?」


「わがままに応えるの面倒くさかったり、嫌になったりするかなって思って」


私はもうわがままを言って呆れられるのが嫌で今までわがままを奏汰に言うことができなかった


「そんなこと思ってたの?
俺は音羽のわがままなら大歓迎なんだけどなぁ
だって、彼女のわがままだよ?」


彼女のわがままだと許されるの?
なにそれ?


「けど、前までは彼女でもなかったのに?」


「好きな人からのわがままはめっちゃ嬉しいんだよ?」


「そうなの?」


「そうだよ!
じゃあ、逆に聞くけど俺からわがまま言われて嫌だと思ったことある?」


そんなこと言われても君、私にわがまま言ったことないですよね?
いろいろツッコみたいことあったけどそれは置いといて
奏汰にわがまま言われたら…か


「嫌じゃない、むしろ嬉しい…かな」


「でしょ?それと同じだよ」


「そんなもんなのか」