「…じゃあ俺らもこういうの終わりにしましょう?」
「え?碧くん……?」
七瀬くんはズボンのポケットからスマホを取りだした。
「先輩の連絡先消しましたので」
そう言ってスマホの画面を椿先輩に見せる。
結局アイス買わないまま、七瀬くんに手を握られマンションに戻って来た。
「アイス買えなかったね」
「そんなことよりっ、良かったの……?」
「別に、嫌いって言ったでしょ」
「じゃあ、どういう関係なの」
冷凍庫からパピコを取り出し、半分渡される。
買いに行かなくてもあるじゃん。
「……誰でも良かったんだよ、あの人は」



