碧色の恋。




塗り替えるかのように、"ソレ"の上に軽く吸い付く。
琴音は恥ずかしさのあまり大号泣中だ。



「……楽にするから」



首筋には既に新しい"ソレ"が付いてるけど、何となく物足りない気がして何度もそこに唇を重ねる。



「…なな、せく…」



琴音の太ももに触れた時に甘い声が漏れた。
分かってはいたけど、そういう事だよね。



太ももの内側を指でなぞりながら、キスをする。深く、深く。


琴音が力尽きたのを確認して、タオルケットをかける。







アイツが帰ったのが昨日で良かった。



今日もしカラオケに呼ばれたのがアイツだったら──



そう考えただけでどうにかなりそうだ。



だけど、意外にも疲れていたのか琴音がお風呂から出てくるのを待たずして眠りについてしまった。