「なにそれ?冴島らしくなくない?」

「それは私も思ったけど・・・でも本人がそういったし」

「あれかもよ?ドラマとかでもよくあるさ、実は病気かなにかでそれを隠したくてとかさ」


あかりはそういいながらポケットからお菓子の箱をだしてわたしに差し出した。


甘いのが大好きなあかりのポケットにはいつも何かしらのお菓子が入っている。


しかも量がすごいわりにあんまり目立たないからどこかの異空間に繋がっているんじゃないかと疑うくらいだ。


ありがたく一枚もらい口に頬張る。


「あまい」

わたしも甘いものは好きだから嬉しいんだけど、毎日のように食べていると太りそうで怖い。