「ちょっとほかのところいこっか」 それに頷いて歩き出す。 雨が降っているせいで屋上には行けないし外にもでれない。 結局わたしたちがたどりついたのは移動教室のときしか使われない教室だった。 「俺から聞いたってこと内緒にしてね」 「うん」 そういうと草野くんは事細かく教えてくれた。 今までのことも、ついさっきなにが起こったのかも。 その話は、少なくともわたしの心に傷をつけた。 ううん、違う。 傷ついてたのは日向のほうだ。 草野くんが教室からでていったあともぼーっとしていた。