「お待ちしておりました」 見た目は人間なのに、喋り方はどこか変でロボットのようだ。 「・・・あ、あの、わたしは何に選ばれたのでしょうか」 「志穂さまは未練がございますね」 「え、えっと・・・、まあ」 未練でひとつ考えられることとしたら日向のことくらいだ。 「志穂さまが望むのであれば過去に戻ることができます」 「・・・は?」 これはなにかの夢か。 そうだよね。 けやきの木が光ること自体おかしいのに、過去に戻れるなんてそんな話が現実にあるわけがない。