「ごめん別れてほしい」


そういわれたのは、本当に突然の出来事だった。


いつものように一緒に登校して教室前でバイバイして、お昼ご飯を一緒に食べて、あとは一緒に帰るだけという、何も変わらない一日のはずだった。


「・・・え、なんで?」

あまりの衝撃に一瞬言葉を失いながらでた言葉はあまりにも小さく震えた声だった。


「他に好きなやつができたから」


そう目の前でだるそうに答える日向は本当に日向なんだろうか?