「写真、七海に送ってもらったの見たよ。仕事が頑張れた。特にコスプレ写真は可愛かったよ」

「あ、あれは牧さんに強引に……!」

俺がからかうと若菜は恥ずかしそうに顔を赤くする。もう我慢できない。俺は若菜の顎を持ち上げ、唇を合わせた。

「んぅ!!」

逃げようとする若菜の後頭部を押さえ、何度もキスを繰り返す。下唇を甘噛みし、舌で口腔内を掻き乱す。若菜の呼吸は荒くなっていくけど、止められない。

「……けい……く……」

涙の溜まった目で見上げられ、俺は慌てて唇を離す。若菜はゼエハアと呼吸を整え、その華奢なら体が崩れ落ちる。それを俺はしっかりと抱き止めた。

「ごめんね、止められなくなっちゃった。ずっと我慢してたから」

「窒息するかと思った……」

そう言って息を吐く若菜も可愛くて、また唇に触れたくなる。それを我慢して二人でソファに座った。

「テレビ、何を見てるの?」

「実際に起きた事件を紹介する番組。こういうの、意外と好きなんだ」