何度も何度も角度を変えて唇を重ねていくと、若菜の体が力を失い、その場に崩れ落ちそうになる。それを腰に腕を回して支え、またキスを繰り返した。

「圭くん、どうしよう……。すごく幸せで心があったかい……」

俺を若菜は見上げる。その瞳は涙で潤んでいて、少しだけ体が震えていた。俺は胸の高鳴りと自身の感情が抑え切れず、若菜をソファに押し倒して唇だけでなく胸元や首筋にもキスを落とした。

若菜は再び監禁されたから、俺に対して可愛い抵抗を見せるようになった。だから俺は、めちゃくちゃに若菜を愛して、ドロドロに溶けてしまいそうなくらい若菜を甘やかした。すると、若菜は俺のことを少しずつ見てくれるようになった。今ではこうして甘えてくれる。

「若菜、可愛い……」

肌を強く吸ってアザをつける。肩に、首筋に、そして胸元にも唇を落として赤い花を咲かせた。

「ひゃっ!圭くん、好き……」

若菜がびくりと肩を震わせつつ、小さく俺に「好き」と言う。「好き」とか「愛してる」という言葉を恥ずかしそうに言う姿が可愛くて、もっと聞きたくなるんだ。