「可愛い声……」

圭さんはそう呟いた後、私の着ているワンピースのボタンをゆっくり外していく。私は「圭さん！待ってください！」と抵抗しようとするものの、キスをされて無理やり口を塞がれる。

「んッ！んんッ〜！」

唇を甘噛みされ、舌を絡められ、歯をなぞられていく。最初にしたキスと違い、ドロドロとした甘いキスだ。

「若菜、愛してるんだ……」

圭さんの手が服の中に侵入してくる。初めて感じるくすぐったさに身をよじるものの、私の体を撫でる圭さんの手は止まらない。

「若菜の肌、とても柔らかい……」

圭さんの目はとろけていて、私が抵抗してももうどうにもならないことを教えていた。

「若菜……」

もう一度唇が重なる。そして、二人きりの時間が始まりを告げた。



目を覚ました後、圭さんは私を優しく抱き締めてくれて、優しくキスをしてくれた。

手足を縛り付けていた縄は解いてもらったものの、また手錠と足枷、首輪をつけられる監禁生活に戻ってしまった。