若菜の体が力を失い、その場に崩れ落ちていく。俺は若菜の体を優しく支え、床に押し倒して若菜の体の上に乗った。

「ッ!どいてください!」

そう言う若菜の両手首を掴んで頭の上で固定する。若菜はもがくが男の力に敵うわけがない。無駄な抵抗だよ。

空いている片方の手で体のラインをなぞると、若菜の口から声が漏れた。

「圭さん、やめてください……」

真っ赤な顔、涙の溜まった目で言われても、誘っているとしか思えない。俺は空いている手で若菜の首もとを開け、そこに強く吸い付いた。

「痛いッ!」

「綺麗についたよ、俺の印。次は噛み跡をつけようか」

首すじに咲いた赤い花を見て、俺は満足げに微笑む。これから俺の印をどんどんつけるんだ。

睡眠薬が効いて眠ってしまうまで、俺は若菜にキスをしたり跡をつけたりしていた。若菜の抵抗している姿を見ていると止められない。

「続きは起きてからね……」

眠ってしまった若菜を抱き上げ、俺は微笑んだ。