窓側1列、前から2番目。

君はいつもそこにいた。

秋風が頬に当たるたびに、袖を手のひらの半分まで覆ってハァと息をふきかけた。

友達は数少ないように見えた。
いつも決まった友達と笑い合った。

その中に、私はいた。
きっと、いた。