「日本を代表する若手天才小説家」
「賞を総なめ。覆面若手作家」

と、世間で騒がれている小説家・Umiが突如2ヶ月後に最期の小説を出すと宣言したニュースはこの与那国島にも届いた。

キョーコ「いやぁ、最期の小説ってなんでかねぇ、最後に顔くらい見たかったよぉぉぉ」

腰を叩きながらそう嘆くのは私の泊まる民宿の女将・キョーコさん

波瑠「そうですか?」

キョーコ「あんな文書くんだから相当繊細なんだろうねぇ、、何があったんだか」


何があったか、きっと日本中の人が気にしてる。でも、それは2ヶ月後に皆知るんだよ。

ー私になにがあったのか