「雫、応援してくれるの?」
「当たり前じゃん!」
「私の大切な親友の美桜と」
「大切な兄ちゃんだよ!?」
「2人が幸せになって欲しいもん!」
美桜、やはり兄ちゃんの事好きだったんだね!
私から聞くより先に美桜が私にうち明かしてくれた事が何より嬉しくてたまらなかった。
私の言葉に議論はない。
心から美桜と兄ちゃんがうまくいけば良いはなぁと思う。
だって2人とてもお似合いだもの。
美男美女でさ!
たまに2人で並んで歩いてる姿を後ろから見届けているとつくづく思う。
だけど、兄ちゃん好きな人がいるんだよね…片想いしている子。
誰なんだろう…もし美桜なら両想いだよ!
今度それとなく聞くかな。
「雫…ありがとう!」
「私ちょっと頑張ってみようと思う。」
「何もしないまま思ってるだけじゃ」
「せっかくの好きの気持ちが」
「可哀想じゃん?。」
「美桜って本当すごくかっこいい!」
「美桜の考え方本当説得力あるし」
「正論だもん。」
「だけど、この前兄ちゃんね」
「好きな人いるって言ってたの…」
「片想いだって言ってた。」
「その相手が美桜だったら良いのに」
「って思うの私。」
「雫、残念ながら優君の好きな人は」
「私ではないの…。」
「それじゃ、別の誰かって事かぁ。」
「誰なんだろう…。」
雫…やっぱり気付いてないんだ…。
優君の想い人は妹の雫なんだよ。
そりゃわかるはずないよね。
まさかお兄ちゃんが身内の妹を好きになるなんて考えないよね。
雫も優君も何も悪くないもん。
好きになるのは仕方がない事だし…。
「きっと優君が片想いしている子は」
「すごく良い子だと思うよ魅力が」
「沢山出ていて可愛い女の子。」
「そうなのかなぁ?」
「私は美桜とうまくいって欲しいよ。」
「雫…私本気で頑張る。」
「雫がこうして応援してくれるから」
「頑張れそうだよ!」
「あっ!私ばかりの話ししちゃった。」
「雫はどんな話しがあるの?」
「どこから話そうかな…。」
「ゆっくりで大丈夫だよ雫。」
「あのね、私…颯太君の」
「事好きになっちゃったみたい…。」
うわあああ!
言っちゃったよぉー。
なんだかこう、初めて声を出して言うと
ものすごく照れてしまうよ。
口に出して「好き」って言うとやっぱり
これって空想でも夢でもなく現実なんだと
実感する。
「キャーー♡」
「雫遂に颯太君を好きになったんだね!」
「どれがきっかけ?」
「やっぱりこの間お見舞いに来てくれた」
「時?」
「うん////」
「きっとそこからだと思う。」
「颯太君やっとこさだね!」
「わぁー嬉しいなぁ!」
「お互い両想いじゃん!」
「それじゃ、クリスマスもちろん」
「颯太君と過ごすんでしょ?」
「さっきその事で電話がきて」
「話してたの。」
「クリスマス一緒に過ごしたいって」
「誘ってくれて…。」
「そりゃ颯太君、雫の事が好きで好きで」
「たまらないからそうなるよ。」
「もちろん誘いはOKしたんでしょ?」
「したよ////」
雫可愛い…そんなハニカミながら顔赤く
染めちゃって///
こっちまで照れちゃうじゃない///
だけど私の気のせいじゃなかったら
圭介君ほ雫の事好きだよね?
いまいち圭介君がどうなのかつかめないけれど圭介も後悔して欲しくないなぁ。
と言うか雫は颯太君に好きって気持ち
伝えるのだろうか?
「ねぇ、雫颯太君には好きって」
「伝えるの?」
「う…うーん。」
何故だろ…雫のこの歯切れの悪さ。
まさか颯太君に伝えないの?
でも100%両想いだよ?
「雫、もしかしてそのまま」
「自分の中で気持ち押さえるの?」
「うん…。」
「なんで!?」
「両想いなんだよ!?」
「だって…颯太君と私住む世界が」
「違うから。」
「颯太君は御曹司で将来必ず決まった」
「お嫁さんになる人がいる。」
「私、その時笑顔で送り出す事できない」
「し、きっと諦めの悪い人間に」
「なっちゃう。」
「雫…。」


