初恋物語~大切な君へ


あぁーすげー楽しい。
本当、圭介や慎吾と友達になって良かった。
慎吾とは小学校からの腐れ縁の中で圭介とは高校入ってからの友達だ。
慎吾と圭介が同じクラスで元々は慎吾の友達からである。
慎吾がとある休日に紹介したい奴がいると
言い出し、指定された場所へ向かったら
慎吾の横に圭介がスラッと立っていた。
慎吾は圭介の肩を叩き、
「同じクラスの近藤圭介!」
「俺が一目惚れしてツレになった!」っと
言い出してきた。
この時の俺はあまりにも可笑しすぎて腹抱えて大笑いしたんだよな。
男に一目惚れって(笑)
なんせ、圭介は俺達の仲間になるってピンっと慎吾の頭にきたそうだ。
だから一目惚れらしい。
半年前の出来事なのに今も思い出しただけで笑えてくる。
最高だよ。



「はは(笑)」




「颯、なに笑っている?」
「怖いぞ?」


「はははごめんごめん!」
「思い出し笑いだよ。」
「慎吾が圭介に一目惚れ事件(笑)」



「あの話しはやめろ(笑)」
「あの時マジで俺男に好かれてしまった」
「と思ったよ(笑)」


「圭介は変な誤解して(笑)」


「「慎吾が言うな!(笑)」」



「あっ、そうだ慎吾と圭介に報告。」
「朝、木梨さんに放課後話しあるから」
「体育館裏に来てと伝えたよ。」



「おお!颯太お前すげーな!」
「行動力ありすぎだろ(笑)」



「颯、それでどうなった?」



「木梨さんかなり驚いてたよ。」
「しかも行かないって断ろうとしてた。」



「マジかぁ…じゃ厳しいのか?」



「いや、断られる前に」
「俺は木梨さんに、」
「木梨さんは絶対来るよって言った。」


「お前やば(笑)」
「拒否権0じゃん!」


「颯、木梨さんかなり困ってたん」
「じゃない?颯って意外と腹黒い?」

「必死だったんだよ!」
「こうでもしないと先に進めないだろ?」
「強引ではあったけどきっと来てくれる」
「と思う。」


「まぁ、その言い方したら来るだろうな」
「木梨さん優しいし。」


「だから慎吾、圭介今日は先に」
「帰ってていいぞ。」
「また終わったら報告するよ。」


「「了解。」」


こうして俺達は昼休みギリギリまで話していて俺は急いで自分のクラスに戻った。