圭介と別れて3ヶ月、
圭介が北海道に転勤して約1ヶ月が経つ。
颯太君とは何度か電話で話して、
今度伝えたい事があるから会いたいと
伝えた。
颯太君も私に会って話したい事があると
言っていたが、中々お互いの予定が合わない。

今日、私は休日で特に予定もなく
家でまったりと休日を楽しんでいた。
だけど、何故かこのままだらだら
と家で過ごすのも勿体ないなぁと
思い新しい洋服やコスメを買い行こうと
思い立ち家を出て有名な百貨店に
足を運んだ。


百貨店に着いて、私はまず最初にお気に入り
のコスメブランドに立ち寄った。
久しぶりの立ち寄ったせいか、
新作がたくさん並んでいる。
リップにアイシャドウにチーク。
どれも可愛い……迷う。

「お客様何かお探しでしようか?」


「自分に合うリップを探していて。」
「いつもさくらピンク系の色を」
「選んでるんですが、違う色も試したくて。」



「お客様は肌も白くきめ細かい肌質、」
「瞳の色もブラウンに近いので」
「こちらのローズ系のお色などお似合いかと」
「思います。」
「こちらのリップは粘膜ローズとも」
「呼ばれていてとても人気の商品に」
「なっております。」
「もう1つこちらのボルドーレッドも」
「お客様にとてもお似合いだと思います。」
「どちらも保湿力が高く艶が長時間」
「続きます。」


どちらも素敵な色で悩むなぁ。
2つとも持っていない色でとても新鮮だった。
たまには奮発して両方買っちゃおうかな?
悩むのも時間の無駄だし。



「それじゃこちら2つお願いできますか?」


「ありがとうございます。」
「では商品お持ち致しますので」
「こちらにお掛けになってお待ちください。」


私は、リップ2つ買い上げて店を出た。
使うの楽しみだなぁ。
颯太君どの色が好きかなー?
次会う時つけて行きたいなあ。


次は洋服を買う為4階に行き、
ニットの可愛いセットアップを購入。
そして、そこの店で売っていたショート
ブーツも一目惚れして購入。

その後も色々とお店を見て回り、
ピアスにブレスレットも買ってしまった。
さすがにちょっと買いすぎたかもしれない。
百貨店のフロアの時計を見ると
時計の針は12時を指していた。
そろそろランチでも食べようかなと
思い、私は8階の飲食店フロアに移動した。