さっきの状況を思い出すだけで
顔が真っ赤になる。
ダメダメダメダメ!
颯太君はただの友達……。
自惚れちゃ駄目。
私はトイレの鏡を見ながら自分の
頬を両手で叩いた。
「よし!」
「平常心、平常心。」
「颯太君は友達。」
私は自分に言い聞かせトイレを出た。
「雫、遅くない?」
「俺ちょっと電話して……」
「圭介、俺もちょうどトイレ行きたし」
「ついでに見てくる。」
「あっ……あぁ……わかった。」
颯は、真剣な目をして俺に言ってきた。
もう、颯は雫が好きなの隠してないように
みえた。
きっと俺から雫を取り返すつもりで
決意しているかもしれない。
俺は雫の戻りが遅いのが心配で
圭介の言葉を振り払いトイレに向かった。
すると丁度階段を上がろうとした時
雫が降りてきた。
雫の顔を見てホッとするのもつかぬ間、
雫は階段を踏み外し転落しそうになる。
てかこのままだったら転落する!
俺は急いで雫の元へ駆け寄った。
1階で待っていた圭介達もそれに気付き
みんな「危ない!」っと大声をだしていた。
俺はそこまでの余裕はなくただ必死に
雫の元へ駆け寄る。
「えっ……!」
私落ちちゃう……。
私はパニックになって目をつぶる。
みんなに迷惑かけちゃう。
大怪我する覚悟をした。
だけどドスッと何か柔らかく温かい物に
ぶつかった。
痛くな……い。
「間に合った……。」
「颯太君!?」
「大丈夫?」
「危なかったね。」
「雫、ビビらせないで。」
そう言って颯太君は私を力強く抱きしめていた。
その手は震えていた。
相当驚いていた事と心配していた事が
震えている手と強く抱きしめられてる事で
じわじわと伝わってきた。
顔が真っ赤になる。
ダメダメダメダメ!
颯太君はただの友達……。
自惚れちゃ駄目。
私はトイレの鏡を見ながら自分の
頬を両手で叩いた。
「よし!」
「平常心、平常心。」
「颯太君は友達。」
私は自分に言い聞かせトイレを出た。
「雫、遅くない?」
「俺ちょっと電話して……」
「圭介、俺もちょうどトイレ行きたし」
「ついでに見てくる。」
「あっ……あぁ……わかった。」
颯は、真剣な目をして俺に言ってきた。
もう、颯は雫が好きなの隠してないように
みえた。
きっと俺から雫を取り返すつもりで
決意しているかもしれない。
俺は雫の戻りが遅いのが心配で
圭介の言葉を振り払いトイレに向かった。
すると丁度階段を上がろうとした時
雫が降りてきた。
雫の顔を見てホッとするのもつかぬ間、
雫は階段を踏み外し転落しそうになる。
てかこのままだったら転落する!
俺は急いで雫の元へ駆け寄った。
1階で待っていた圭介達もそれに気付き
みんな「危ない!」っと大声をだしていた。
俺はそこまでの余裕はなくただ必死に
雫の元へ駆け寄る。
「えっ……!」
私落ちちゃう……。
私はパニックになって目をつぶる。
みんなに迷惑かけちゃう。
大怪我する覚悟をした。
だけどドスッと何か柔らかく温かい物に
ぶつかった。
痛くな……い。
「間に合った……。」
「颯太君!?」
「大丈夫?」
「危なかったね。」
「雫、ビビらせないで。」
そう言って颯太君は私を力強く抱きしめていた。
その手は震えていた。
相当驚いていた事と心配していた事が
震えている手と強く抱きしめられてる事で
じわじわと伝わってきた。


