*颯太*
1年と言うのは早いもので、
雫と偶然出会ってから1年が経とうとしている。
全然忘れられないじゃ俺……。
あれから何度かみんなで集まる会があって、
雫と普通に話させるけれど想いをグッと
しまい込んで平然といる振りするのも
そろそろ限界に近づいているのかもしれない。
やっぱり俺、圭介にちゃんと話そう。
*雫*
圭介と付き合って2年目の春。
颯太君と偶然出会ってから1年目の春。
圭介君との交際は進歩はあまりなく、
颯太君の事を完全に忘れられる事は
未だに出来てない……。
むしろ未練が残ってしまっている。
みんなと集まっている時も颯太君が
気になってしまう。
これって良いの?このままで良いの?
圭介にに甘えちゃってばかりで良いの?
そんな事を最近思うようになってきた。
*圭介*
雫と付き合ってもう2年。
正直、雫の気持ちを引き止めておくのに
限界が来ているのは感じている。
雫が颯と再会してから、予想はしていた
お互いまだ両想いなんだってこと。
雫は一所懸命、颯の事を忘れようと努力を
しているのはわかっているけど、
気持ちと行動が合致しないと見てて思う。
俺はそろそろ決断しないといけないのかも
しれない。
*颯太*
火曜日 時刻20時00分
俺は今日、仕事が休みで1人で買い物に
来ていた。
来週、上司が1人退職するから餞別の贈り物
を買いに来ていた。
いつも出掛ける時はつい、雫が偶然にも
俺と同じ場所に居ないか周囲を見て
確認してしまう。
居ないよな……。
本当に、あの夜が2人で会うのは最後
だったのかもしれない。
2人きりにならない方が良いってわかって
いても、会いたくてたまらなくなるし
微かにも期待してしまう。
まだ、雫の中に俺への気持ちが残っている事に。
もう手遅れなのかな……。
*雫*
火曜 日時刻20時00分
私は、残業を終え都内の本屋で買い物を
していた。
仕事用の参考書と最近ハマっている漫画を
買いに来ていた。
私は、目当ての本を手を取りレジへと行く
途中1つの雑誌に目を惹かれる。
その本は、恋愛悩みを解決する方法と
表紙に記載されていた。
つい、立ち読みをしてしまう。
そこに書かれていた恋愛の悩みは私の心境と
ほぼ似ている内容。
そこには、迷いがあるのなら今目を閉じて
最初に浮かぶ男性が本当の貴方の想っている
人と書かれていた。
私は、書かれている通りに思わず目を閉じて
想い浮かべた。
…………なんで……颯太君が出てくるの。
ここは圭介じゃないといけないのに。
心は正直なんだと思った。
私、やっぱり颯太君の事忘れたくても
忘れられない程好きなんだ。
そっと雑誌を閉じて会計を済ませ
本屋を出た。
*圭介*
火曜日 時刻20時30分
予想より仕事が早く片付いた。
雫から、19時頃にLINEが来ていた。
残業で今から帰るけど
途中で都内の本屋で買い物して帰ると。
いつも俺と雫は会わない時でも、
こうしてお互い仕事終わりなどこまめに
LINEしている。
ここ最近、雫と外食してないなぁとふと
振り返る。
もしかしたら、雫の事を独り占めできるのも
残りわずかなのかもしれない。
一緒に過ごせる時間を大切にしたい。
そう思い、俺は雫に電話を掛けた。
1年と言うのは早いもので、
雫と偶然出会ってから1年が経とうとしている。
全然忘れられないじゃ俺……。
あれから何度かみんなで集まる会があって、
雫と普通に話させるけれど想いをグッと
しまい込んで平然といる振りするのも
そろそろ限界に近づいているのかもしれない。
やっぱり俺、圭介にちゃんと話そう。
*雫*
圭介と付き合って2年目の春。
颯太君と偶然出会ってから1年目の春。
圭介君との交際は進歩はあまりなく、
颯太君の事を完全に忘れられる事は
未だに出来てない……。
むしろ未練が残ってしまっている。
みんなと集まっている時も颯太君が
気になってしまう。
これって良いの?このままで良いの?
圭介にに甘えちゃってばかりで良いの?
そんな事を最近思うようになってきた。
*圭介*
雫と付き合ってもう2年。
正直、雫の気持ちを引き止めておくのに
限界が来ているのは感じている。
雫が颯と再会してから、予想はしていた
お互いまだ両想いなんだってこと。
雫は一所懸命、颯の事を忘れようと努力を
しているのはわかっているけど、
気持ちと行動が合致しないと見てて思う。
俺はそろそろ決断しないといけないのかも
しれない。
*颯太*
火曜日 時刻20時00分
俺は今日、仕事が休みで1人で買い物に
来ていた。
来週、上司が1人退職するから餞別の贈り物
を買いに来ていた。
いつも出掛ける時はつい、雫が偶然にも
俺と同じ場所に居ないか周囲を見て
確認してしまう。
居ないよな……。
本当に、あの夜が2人で会うのは最後
だったのかもしれない。
2人きりにならない方が良いってわかって
いても、会いたくてたまらなくなるし
微かにも期待してしまう。
まだ、雫の中に俺への気持ちが残っている事に。
もう手遅れなのかな……。
*雫*
火曜 日時刻20時00分
私は、残業を終え都内の本屋で買い物を
していた。
仕事用の参考書と最近ハマっている漫画を
買いに来ていた。
私は、目当ての本を手を取りレジへと行く
途中1つの雑誌に目を惹かれる。
その本は、恋愛悩みを解決する方法と
表紙に記載されていた。
つい、立ち読みをしてしまう。
そこに書かれていた恋愛の悩みは私の心境と
ほぼ似ている内容。
そこには、迷いがあるのなら今目を閉じて
最初に浮かぶ男性が本当の貴方の想っている
人と書かれていた。
私は、書かれている通りに思わず目を閉じて
想い浮かべた。
…………なんで……颯太君が出てくるの。
ここは圭介じゃないといけないのに。
心は正直なんだと思った。
私、やっぱり颯太君の事忘れたくても
忘れられない程好きなんだ。
そっと雑誌を閉じて会計を済ませ
本屋を出た。
*圭介*
火曜日 時刻20時30分
予想より仕事が早く片付いた。
雫から、19時頃にLINEが来ていた。
残業で今から帰るけど
途中で都内の本屋で買い物して帰ると。
いつも俺と雫は会わない時でも、
こうしてお互い仕事終わりなどこまめに
LINEしている。
ここ最近、雫と外食してないなぁとふと
振り返る。
もしかしたら、雫の事を独り占めできるのも
残りわずかなのかもしれない。
一緒に過ごせる時間を大切にしたい。
そう思い、俺は雫に電話を掛けた。


