そうすると圭介は戻ってきて、
スマホをズボンのポケットにし舞い込んだ。
そして丁度、注文したラーメンなども来て
3人でラーメンを啜り全て完食した。



「今日は2人共俺を誘ってくれて」
「ありがとう。」
「久しぶりに楽しかった。」




「颯、慎吾また時間合う時こうして」
「また定期的に会おう。」



「もちろん!」
「また連絡する、撮影中とか中々」
「スマホ見れないけど。」


「俺もまた連絡する。」
「今度家の荷物片付いたら遊びに来て。」


「「もちろん。」」



「それじゃ、俺この後事務所寄って」
「帰るから俺はここで。」


「圭介はどーすんの?」



「俺はこれから、仕事場に戻って」
「ちょっと仕事してから帰るわ。」


「颯は?」


「俺は少し散歩してから帰る。」



「じゃ、俺達もここで解散だな。」
「颯、今日会えて良かったよ。」
「また連絡する。」



「ありがとう。」
「俺も今日会えて良かった。」
「俺からもまた連絡する。」



「それじゃまたな。」


「うん、また!」




2人と別れて俺は夜の街を散歩しながら
家路に向かった。
そして、改めて俺は思う。
俺はまだまだやはり雫が大好きで愛している
事。
そして、愛おしいくてたまらなく
一瞬で雫の事を思い出してしまう。
そして、雫は今圭介と幸せな事。
俺が割って入る隙間はないこと。
雫の事を諦めないといけないと言う
現実。



第16章 帰国
END