高校2年生の冬、颯太君と別れて颯太君が
イタリアに行ったあの日から8年の年月が過ぎ
色々な事が変わっていた。
そして私達は25歳の立派な社会人となっていた。
兄ちゃんは去年25歳で美桜と結婚した。
2人共にとても幸せそうで微笑ましい。
美桜のお腹には新しい命も授かっていて、
今年の11月には子供が産まれる。
圭介君は司法修習で1年の研修を得て弁護士に
なった。
圭介君とは頻繁に会える時には会って
お互いの職場の話や思い出ばなしなど
楽しい時間を過ごさせてもらっている。
慎吾君は、大学の時にモデル事務所に
スカウトを受けモデルデビューを果たし
今は誰もが知る人気モデルShin(シン)に
なっていた。
そして、高校の時から付き合っている彼女に
この間プロポーズをしたと報告があった。
私木梨雫は高校卒業後、教員養成課程をもつ大学に
進み教員免許を取得し、去年から小学校の国語の
教師になった。
そして、今でも颯太君の事の事を好きと言う気持ち
が心にずっと残っている。
いい加減忘れなきゃならないのに。
ふと颯太君の顔を思い出した。
別れて、忘れると決意したあの日颯太君が
残る物は全て消した。
なのに…どうしても颯太君の顔が脳に焼き付いて
それだけ消えないでいる。
そんな事を思っていたらスマホの着信音が
鳴り響く。
「もしもし美桜?」
「雫、ごめん急に電話しちゃって。」
「今忙しかった?」
「ううん!」
「仕事も終わって今から夜ご飯食べて帰ろうかと」
「思ってたところだよ。」
「ちょうど良かった!」
「今から私の家でご飯食べない?」
「ジャーマンポテト作りすぎちゃって。」
「ジャーマンポテト!」
「美桜のジャーマンポテト大好き!」
「今から行く。」
「OK!」
「じゃ、待ってるね。」
「あっ、圭介君にも声かけといてくれる?」
「わかった。」
「今から電話してみるよ。」
「それじゃまた後で。」
イタリアに行ったあの日から8年の年月が過ぎ
色々な事が変わっていた。
そして私達は25歳の立派な社会人となっていた。
兄ちゃんは去年25歳で美桜と結婚した。
2人共にとても幸せそうで微笑ましい。
美桜のお腹には新しい命も授かっていて、
今年の11月には子供が産まれる。
圭介君は司法修習で1年の研修を得て弁護士に
なった。
圭介君とは頻繁に会える時には会って
お互いの職場の話や思い出ばなしなど
楽しい時間を過ごさせてもらっている。
慎吾君は、大学の時にモデル事務所に
スカウトを受けモデルデビューを果たし
今は誰もが知る人気モデルShin(シン)に
なっていた。
そして、高校の時から付き合っている彼女に
この間プロポーズをしたと報告があった。
私木梨雫は高校卒業後、教員養成課程をもつ大学に
進み教員免許を取得し、去年から小学校の国語の
教師になった。
そして、今でも颯太君の事の事を好きと言う気持ち
が心にずっと残っている。
いい加減忘れなきゃならないのに。
ふと颯太君の顔を思い出した。
別れて、忘れると決意したあの日颯太君が
残る物は全て消した。
なのに…どうしても颯太君の顔が脳に焼き付いて
それだけ消えないでいる。
そんな事を思っていたらスマホの着信音が
鳴り響く。
「もしもし美桜?」
「雫、ごめん急に電話しちゃって。」
「今忙しかった?」
「ううん!」
「仕事も終わって今から夜ご飯食べて帰ろうかと」
「思ってたところだよ。」
「ちょうど良かった!」
「今から私の家でご飯食べない?」
「ジャーマンポテト作りすぎちゃって。」
「ジャーマンポテト!」
「美桜のジャーマンポテト大好き!」
「今から行く。」
「OK!」
「じゃ、待ってるね。」
「あっ、圭介君にも声かけといてくれる?」
「わかった。」
「今から電話してみるよ。」
「それじゃまた後で。」


