「みんな、お菓子ねコアラのマーチと」
「ポテチのコンソメ味があったよ。」




「木ナッシーサンキュ!」
「それ食べながら早速ミッションライフ」
「観ようぜ!」



「そうだね!」
「じゃ私、ここに座ろうかな。」


私は、美桜の隣の座椅子に座ろうとする。
ソファーには近藤君と増田君が座っている。


「雫、こっちに来いよ。」



そう言って近藤君に座ろうとする私の
手首を掴んで真っ直ぐな目で私を
見ている。



「雫、私ここゆったり座りたいから」
「近藤君とこ行ってもらえると嬉しい!」



「えっ?そうなの…?」
「わかった…。」
「じゃ、近藤君ごめんね?狭く」
「なっちゃうけど…。」


美桜、ゆったり座りたかったの気付け
なくてごめんね。
私は近藤君の横に座ると近藤君は手首を
離してくれた。



「雫、髪にホコリが付いてる。」



俺は来てくれた雫の横顔を見ていた。
すると雫の右髪日小さな白いホコリが
付いてるのがとても可愛らしい。
雫はその事に気付かずにいてたのだと
思うと可愛くて仕方がないくらい
俺はニヤケそうになる。
ホコリが付いている雫をじゅうぶん
堪能したからそろそろホコリを取って
やろうと俺は雫の髪に手を伸ばした。
雫の髪に初めて触れる…ヤバ…
すごいサラサラしてきめ細かいだ。
そんな髪に付いてるホコリを俺は
そっと取ってやると同時に雫の顔を
見てみると雫の横顔は明らかに真っ赤に
染まっていた。
そんな反応されたら俺…期待してしまう。
雫は多分恥ずかしいだけで赤く染まってる
だけだと思うのだけれどそれでも変に
期待してしまう。




「圭介は本当、告ってから」
「積極的になったよな。」




「もう隠す必要もないから。」
「好きな気持ち無理に消すのも嫌だからな。」



「雫、愛されてるね!」



「美桜ーやめてよ。」
「私、慣れてないんだから!」



「雫ってウブだね!」
「あっ、そろそろミッションライフ」
「観よう。」



私達4人はDVD鑑賞をしながらお菓子を
食べて楽しく一時を過ごした。




「あーーー!」
「めっちゃ面白かった!」




「うん!」
「終盤はハラハラドキドキしたけど」
「主人公生き残れて本当に良かった!」




「雫、めっちゃ顔が七変化になって」
「たよ!面白かった。」



「美桜、だってこの物語めちゃくちゃ」
「ハラハラする事多くてつい。」



「雫は直ぐに顔に出やすいもんな。」




「近藤君まで便乗して言わないでよぉ。」



「だって本当の事だろ?w」



「そうだけど!」



「木ナッシー、木ナッシー!」



増田君は近藤君と私が言い合っている
時に私の左肩を人差し指でツンツンと
突っついて私の名前を呼ぶ。



「ん?増田君なーに?」




「スマホ鳴ってるけど出なくていいの?」