昼休みいつもの屋上でみんなと集まる。
学校ではこの時間が学校生活で1番
私の楽しみになっている。
私と近藤君はみんなのいる屋上に向かった。
「雫!こっち!」
「颯太君、みんな!お待たせ!」
「先生が授業に熱くなって遅れた!」
「圭介」
「ん?颯なに?」
「雫の授業姿どうだった?」
「可愛いかったよ。」
「数学苦手なの颯から数学の授業の」
「雫見てみって言われて意識して」
「見てみたら後姿からしか見れてないけど」
「必死にノートと黒板に睨めっこ」
「しながら肩に力入ってて」
「あー授業に必死でいっぱいいっぱい」
「なんだなぁって伝わった。」
「しかもその姿本当に可愛いかった。」
「だろ?w」
「この姿見れるのは席が近くなった人」
「特権なんだよ!」
「ちょっと!」
「2人ともからかわないでよ。」
「私、本当に数学苦手でいつも」
「大変なんだも…。」
「そこが雫の可愛さなんだよ!」
「その可愛さに最初に気付いたのは」
「この吉川颯太俺なんだけどなw」
「颯太君それは違うよ!」
「私の事忘れてない?」
「私が何よりも長い事雫と一緒にいる」
「のだから私が最初に可愛さに」
「気付いたのよ!」
「あっ本当だ。」
「美桜ちゃんには勝てないなw」
「でしょ?」
「雫の事は私が1番知ってるんだから。」
「木ナッシーはモテて困るねぇw」
「モテてないよぉー!」
「これ以上モテられたら困る。」
「圭介、それは俺が言うセリフ。」
「もうこの話は辞めて!」
「恥ずかしいよぉー。」
「ごめんごめん雫。」
「ところで雫、今日家行けそう?」
「美桜、返事遅くなった。」
「お母さんから連絡あって、良いよって」
「来てたから今日OKだよ。」
「雫ママありがとう!」
「じゃ今日は学校終わったらみんなで」
「雫の家だね!」
お昼休みはこうしてあっという間に
終わり私達は教室に戻り残りの授業を
受けた。
放課後
「雫、やっと終わったな。」
「本当に!」
「今日お昼ご飯食べた後の授業」
「すごく眠くて起きとくのに」
「神経使って疲れちゃった。」
「確かにw」
「雫、頭がぐらぐら上下に動いてた。」
「本当もう必死で起きてたからw」
私と近藤君が会話をしている途中クラスの
男子が窓の外を見て大はしゃぎしている。
そしていつの間にか近くにいた男子が
近藤君に話しかけていた。
「なぁ近藤!見てみろよ!」
「校門前見てみ!」
「校門前?何があんだよ…」
俺はクラスの男子の言う通りに窓から
校門前を見てみる。
特に何もないんだけど…
「見たけど?」
「どう!?」
「あの子めちゃくちゃ美人じゃね?」
「あー校門前にいた女子の事で」
「騒いでんの?」
「お前興味ないわけ!?」
「ありゃ超絶美人だぞ!」
「ほら、クラスの男子全員見てんじゃん。」


